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空ろの箱と零のマリアを読んだ

空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)


著者は御影瑛路。
イラストは415。

あらすじを見て、小難しそうだという印象を抱いた。
手にとったのは、評判がよかったからか、それとも人に勧められたからだったか。正直覚えていない。
なんにせよ面白そうだと思って手を伸ばしたことは間違いなく、それだけに小難しそうだという印象は私にとってマイナスだったようだ。
なぜならその後、半年以上も積みっぱなしにしていたからである。

ラノベを読むのには時間がかかる。
長くとも四時間程度ではあるが、それでもマンガなんかに比べれば時間がかかる。
だから読み始めるのには、若干の勢いを必要とする。
それは一度読み始めてしまえば考慮の余地すらない些末事であり、アニメを見たりゲームソフトを買って遊ぶことに比べれば、私にとって遥かに気軽なものだ。
アニメ以上、マンガ未満。
ラノベとは、私にとってそんな程度に気軽で重い娯楽なのである。

だからこそ、一度積むと数ヶ月ないしは数年そのままということも普通にありえる。
本著を本棚から引っぱり出すまでに半年以上の時間を要したのにも、そういった理由がある。

だが今私は、そのことを後悔している。
なぜもっと早く読まなかったのかと悔いているのだ。
なぜか。
理由は単純にして明快だ。
この作品が、そう思わせるほどに面白かったからである。

小説として非常に難解な形式をとっているにもかかわらず、読んでいて少しもそう思わせられない。
複雑であるはずなのに、読みやすいのだ。それはもう驚くほどに。
衝撃を受けた。まさに圧倒的だった。こんな構成でこれほどわかりやすくできるものなのかと感嘆すらした。

二転三転していく物語の展開を、少しの強引さも感じさせずスマートにまとめあげている。
驚きを誘いながらも違和感は感じさせない。
よどみなく流麗なその流れは、序盤から終盤まで一貫して変わらないのだ。
面白い。文句なしに面白い。

だからこそ私は、なぜ買ったときすぐに読まなかったのかと、なぜ今まで放置していたのかと、後悔したのである。

「当たり」を引いたときの喜びは、何度味わっても慣れるということがない。いつも変わらずいいものだ。
それを、改めて実感した。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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