スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

紫色のクオリアを読んだ

著者はうえお久光。
イラストは綱島志朗。

紫色の瞳を持ち、人間がロボットに見えるという少女と、彼女の友達である主人公。
このふたりを中心に、少し不思議な日常が描かれていく物語。

あらすじを読んでそんな感じに抱いていた私の予想は、本著の1/3も読まないうちに粉々に打ち砕かれることとなった。
ほんわか不思議系な話かと思っていたのに、かなり濃いSFだったからだ。

濃いといっても主人公が中学生の女の子であり、彼女の視点からのみ物語は語られるので、噛みくだかれてわかりやすくはなっている。
そもそも極大な宇宙の概念や、極小の量子力学の法則や論説は、頭で考えて合理的に理解できる類のものではない気がする。「そういうものだ」と感覚的に納得するものなんじゃないかと思う。
実際にその道へ進んでいる科学者にとっては合理的に理解できるものなのかもしれないけれど、普通の人なら大体がそういう風にとらえているのではないだろうか。
よってコアなSFだからといっても、難しいとは感じなかった。
「こうこうこうだからこうなんだよ!」と説明されて、
「へーそうなのかー」と納得してしまえる。
そんな感じの物語である。

全体としては、結末がややあっさりしすぎな感はある。
細部においては強引な流れも見られるし、そのせいで不必要にリアリティを損なってしまっているところもあると思う。
SFとして上質な作品とは、必ずしも言えないのかもしれない。
だがライトノベルとして、またSFとして、単純に面白く、楽しめる作品だった。
本著は知人から聞いて手に取ったのだが、その勧めに従ってよかったと思っている。


紫色のクオリア (電撃文庫)
関連記事

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブログ内検索
最近の記事
リンク
おすすめ品

少女セクト 1
少女セクト 1
感想

少女セクト 2
少女セクト 2
感想

君が僕を
君が僕を
感想

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
感想

劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
感想

リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
感想

円環少女
円環少女
感想

ALL YOU NEED IS KILL
ALL YOU NEED IS KILL
感想

RSSリンクの表示
ランキング

FC2Blog Ranking

人気ブログランキングへ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。