スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

384,403kmを読んだ

著者は向坂氷緒。
イラストは玄鉄絢。
サブタイトルは「あなたを月にさらったら」。
「384,403km」というのは、地球の中心から月までの距離なんだそうだ。

内容は、率直に言って百合。
筋金入りのお嬢様たちが集う女子校を舞台に、主人公が意中の少女をいかにして射止めるかというところが描かれている。

妙にエロいと思いながら読んでいたのだが、よく見たら発売元がフランス書院だった。
おかしいとは思ったのだ。ラノベでも朝チュン描写くらいならたまにあるけど、この本はセックスしているところをしっかり書いてしまっている。
どうやら性的な描写が許されたレーベルらしく、そりゃエロいに決まってるわという話。

一応ティーン向けのレーベルらしいのだが、こういうのを10代の女の子に読ませようというのだろうか。
最近の少女漫画は下手なエロ漫画よりエロいと聞いたことがあるけど、その波がラノベ界隈にも押し寄せてきているのかもしれない。

それはともかく、内容についても書いておきたい。
まず、全編通してベタ甘です。
次に、主人公が超のつくドジっ子です。
そしてヒロインは猫みたいな子です。
展開は予定調和的というか、大きな驚きもなく進んでいく感じ。
でもその分、安心して読むことができる。
玄鉄絢氏の挿絵も作風によく合っていて、作品の魅力を増すことに一役買っている。
また氏のイラストの影響もあってか、雰囲気のなかに少女セクトに近いものを感じた。
恋愛勉強會の会長なんて、ほとんど思信そのまんまだ。
内容のシンプルさゆえに、そうしたキャラたちが脇役のまま終わってしまうのだが、それが惜しいと思えるくらいには良キャラ揃いだった。

セックスを濃く描写しているガールズラブ小説なら、既に少なからずあるのではないかと思うのだが、これのようにさらっと書いているような作品は、実のところあまりないんじゃないだろうか。
でもエロの有無を別にしても、予想していたより楽しめる良作だった。正直に言うと、挿絵目当てに買ったというところが大きかったのだが、その思惑に反して内容の方にも十分楽しませてもらえた。
百合好きであれば、手に取って損はない作品だと思う。


384,403km―あなたを月にさらったら (ティアラ文庫)
関連記事

テーマ : ライトノベル感想
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブログ内検索
最近の記事
リンク
おすすめ品

少女セクト 1
少女セクト 1
感想

少女セクト 2
少女セクト 2
感想

君が僕を
君が僕を
感想

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
感想

劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
感想

リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
感想

円環少女
円環少女
感想

ALL YOU NEED IS KILL
ALL YOU NEED IS KILL
感想

RSSリンクの表示
ランキング

FC2Blog Ranking

人気ブログランキングへ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。