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とらドラ10!を読んだ

著者は竹宮ゆゆこ。
イラストはヤス。

ヤス氏の絵がうまいのかどうなのかわからない、といったようなことを、以前の日記で書いた覚えがある。
今こそその結論を出そう。
ヤス氏は絵がうまい。
より正確に言うならば、うまくなった。
この巻を読んでてそう感じたのだ。
ほんと不思議な画風だと思う。

さて、シリーズ最終巻である。
買ったのは発売直後だったのだが、私は最近の展開に辟易していたので、読み始めるのにここまで時間がかかってしまった。
最近アニメ化されたので、あらすじについては知る人も多いだろう。
よって感想のみを簡潔に書きたいと思う。

上でも少し書いたが、私は最近の展開にうんざりしていた。
意味の薄いエピソードをだらだらと書きすぎなんじゃないのかと。
たぶん、あと二冊シリーズが続いていたなら、私は九巻あたりで切ってたと思う。
でも、最初のほうの鮮烈なまでの面白さが今も頭にはあって、それに押されて短編集含めた十冊あまりを読み続けてきた。
そういった裏があったから、最終巻と聞いてもさして期待はしていなかったのだ。
一巻の発売当時からの付き合いである。
終わりは見届けておきたいと、その程度の気持ちでしかなかった。

が。

中ほどまで読み進めたあたりでこれだ、と思った。
これを見たいがために、私はこの作品をここまで読んできたんだと。
衝動的で荒々しくありながら精緻を極めた人物描写。
霞んで見えなくなりつつあった、竹宮ゆゆこの真髄がここにある。

ラブコメの本質は、LOVEとコメディ。
すなわち愛と笑いだ。
言い換えればそれは、人間の根源的な感情に直結する人間ドラマに他ならない。
いつだったかの巻のオビに、著者氏をして「ラブコメのマエストロ」と煽る文面があった。
当時は言いすぎだったかもしれないその敬称は、いまや似合いのものとなりつつある。
読者に対し、叩きつけるかのように痛烈な、愛と笑い。
マエストロと呼ばせるだけのことはある。
計12冊。
約三年にわたって続いたシリーズの最後を締めくくるにふさわしい、見事な一冊だった。

惜しむらくは、読む時期が今になってしまったこと。
私はアニメ版を見てなかったのだが、発売直後に読んでおけば、アニメの終盤には間に合っていたかもしれない。
言ったところで仕方のないことだが、とても残念だ。


とらドラ10! (10) (電撃文庫)
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