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バカとテストと召喚獣第11話を見た

サブタイトルは「宿敵と恋文と電撃作戦」。

原作一巻の流れをここにきてまた持ってくるようだ。
ということはすなわち、不世出の名軍師、坂本雄二の本領が見られるということでもある。

試召戦争においてのFクラスの戦績は、学力最低ランクの生徒たちばかりが集められているにもかかわらず、決して悪いものではない。
これは、端的に言って異常だ。本来絶対的で覆せないものであるはずの点数が、Fクラスにとってはさしたる意味のないものへと変わってしまう。
そんなことは通常ありえない。点数差はひっくり返せないものだ。10点は1点に勝り、1000点は100点に勝る。それが摂理というものである。
だからFクラスの強さの背景にあるのは、摂理以外のなにか。そういうことになる。

この戦績のよさを裏打ちする要素は幾つか数えあげることができる。
筆頭はやはり、学年次席相当の学力を持つ姫路瑞希の存在だ。
彼女は言ってみれば、途上国が持つ核ミサイルだ。
アニメにおいて、また原作においても、Eクラスとの戦いを制した決定的な要因が彼女の放った一太刀であることを考えると、その影響力の大きさがうかがい知れる。

個人で戦争の趨勢を左右する。
これは数こそ力である現代の戦争とは決して相容れない幻想だが、実際に度外れた戦力を個人が有することで、現実は幻想によって破壊される。
彼女、姫路瑞希がいるからこそ誰であろうとFクラスを軽視できない。
不可能を可能とする、最強の切り札。
ゆえに「核ミサイル」。
それが姫路瑞希という少女なのである。

もちろん姫路さんだけではない。
Fクラスの持つ切り札は、もう一枚あるのだ。
ほかのすべてを投げ打って、ある一教科にのみ極限まで特化した男。
《寡黙なる性識者》、ムッツリーニの異名をとる土屋康太その人である。
あらゆる教科でバカそのものの点数しかとれない彼だが、唯一保健体育でだけは、ほかの誰にも辿り着けない境地に達している。
この「誰にも」というのは、生徒全員という意味ではない。
「教師も含めた校内の全員」である。保体の教師でさえも、ムッツリーニには太刀打ちできないのだ。
この事実は、保体による勝負ならばムッツリーニには誰も勝てないことを指し示している。
出せば必ず勝利をもたらすスペードのエース。
だからこそのもう一枚である。

だが、これだけでは不足だ。
学力に劣るFクラスが格上相手に勝利をおさめるには、姫路さんとムッツリーニの存在だけではまだ足りない。
その不足を補うのが稀代の名役者木下秀吉であり、召喚獣を自由自在に操る主人公吉井明久である。
しかしまだだ。まだ足りない。
Fクラスが勝利を得るために一番必要なカードが、場には未だ出ていない。

各カードを意のままに操りゲームを自ら組み立てていく、魔術師でありゲームマスターでありトリックスターでもある男。
すなわちそれが坂本雄二その人なのである。

どれほど強力な役を手の内に作り上げていようと、それを必要な場面で適切に使うことができなければ何の意味もない。
戦争は一回勝負だ。機会損失などという言葉はない。負けたらその場ですべてが終了である。
だからこそ初めから全力で勝ちにいく。
そのためのあらゆる手段を考え、可能性を考慮し、最適最善で妥協せず、最高の一手を無二のタイミングで指す。
Fクラス代表のその男は、それを苦もなくやってのける。
ゆえに不世出の名軍師。
勝利を呼ぶ影の立て役者。
それが坂本雄二という男なのである。


アニメの内容についても少し。
展開は原作通りだけど、少しテンポが悪い。
しかしそれもAパートまでのこと。
Bパートに入って一気にスパートがかかってきた。
特に明久の奮戦、あれは予想外によかった。
原作をきっちり踏襲しつつ、アニメならではの味付けまで加えてある。
これぞアニメ化と言えるくらいの素晴らしい演出だったと思う。

そしてCパート。
姫路さんと明久、ふたりの物語の区切りであり、新たな始まりでもある一コマ。
雄二の意志の表明と、それを受けて覚悟を固める翔子。
原作とはエピソードの順番が異なっているがゆえに、迎える終わりは多少違ったものになると考えられる。
願わくば、それがよきものであることを。


バカとテストと召喚獣 第1巻 [Blu-ray]
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テーマ : バカとテストと召喚獣
ジャンル : アニメ・コミック

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