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「電波女と青春男」がアニメ化

「電波女と青春男」がアニメになるようだ。



イトコ、わたしTVアニメになる。 『電波女と青春男』がTBSでアニメ化決定!!
http://news.dengeki.com/elem/000/000/289/289097/



原作はライトノベル。
著者いわく「ラブコメ」とのことだが、一般に想像されるであろうそれとは少しばかり趣を異にしている。
話がやや重く、ヒロインに特徴があるというあたりがその理由だ。

広義での電波なキャラが登場する作品というのは、メディアを問わず数多く出ているけど、大抵はそれが個性として認められているか、もしくは作中で電波扱いされていなかったりする。
キャラが電波であったとしても、周囲がそれに寛容な、優しい世界であることが多いのだ。

このシリーズが変わっているのはまさにそこで、「電波なキャラ」に対する人々の目が、どちらかというと現実よりだ。
はっきり言ってしまうと冷徹なのである。
だからタイトルにもなっているヒロインの電波女は、自身がそう主張するのと同じように、周囲から宇宙人扱いされている。
もてはやされているという意味ではない。
同じ人間として見られていないということだ。
そんな感じにこの作品は、電波に対して厳しい世界を舞台としている。

人は理解できないものを恐れるようにできているから、常識を逸脱した言動を繰り返す電波女が社会から爪弾きにされてしまうのは、言ってみれば自然な流れだ。
ただ、普通はそうしたところをラノベでは書かない。そこに本作の異質さがある。

ならばこいつは鬱な話なのかというと、それが案外そうでもない。
簡潔に書き表すなら、そんな具合にあまりよろしくない状況を抱えている電波女と、青春を満喫することに命を賭けた主人公とが仲良く七転八倒する話だ。
そのあたりをしてラブコメと呼ばれているのだと思うのだが、本著がそれらしくなってくるのは、今のところ五冊出ているこのシリーズの四冊目くらいからである。一冊目と二冊目は、どうもラブコメと呼ぶには無理があるように思えてならない。

予想よりも文が長くなりそうだけど、気にせずもうひとつの理由、ヒロインの特徴というやつを説明したいと思う。
本作にはヒロインとして、先述の電波女を含め四人のキャラが出てくる。
このうち三人は主人公と同年代というか、同学年だ。
同い年なのである。
なぜそこを強調するかというと、大事なポイントだからだ。
本作に登場するヒロインのその四人目は、主人公の母親であってもおかしくない歳の女性だからなのである。
さらにいえば、血の繋がった叔母である。
もうこの時点で数え役満の感があるが、彼女はそれで終わるような人物ではない。
超がつくほどエキセントリックなのだ。
彼女の前では、本来の電波女も真人間に見えてしまう。それほど言動がぶっ飛んでいる。
甥の童貞を奪うことを実兄、つまり主人公の父親への脅し文句に冗談でも使えてしまうキャラというのは、ラノベ広しと言えどもさすがにあまり見たことがない。
今後も見る機会には恵まれないのではないだろうか。

でも結構おもしろいのだ。
著者氏の別作品に、実写映画化された「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」という作品があるのだが、個人的にはそちらよりも好きである。
だからアニメ化は喜ばしいことだと思っている。

成功するかどうかの鍵のひとつは、原作イラストの持ち味をどれだけアニメのキャラデザに活かせるかというところが握っていると言えるだろう。
原作のイラストがすごく綺麗であるおかげで、電波女が宇宙人じみた美少女であるという設定にもさらに説得力が与えられているのだ。
なのでアニメのキャラデザが特徴のないものになってしまうと、キャラクターの個性を殺すことにも繋がりかねない。
そういう意味で、キャラデザが鍵なのだ。

ともあれ座して待つよりほかにない。
期待に違わぬ出来であってくれることを願うのみだ。


電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)
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ジャンル : 小説・文学

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