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マリシアス

という名前のゲームがある。
PS3でダウンロード専売という、少し珍しい売り方をしているタイトルだ。
一通り遊んでみたので、以下に所感を綴ってみようと思う。



公式サイト
http://malicious.alvion.jp/



まず、難易度は結構高めだ。
ステージの最初からボス+ザコ集団との戦闘になるので、油断してるとあっさり死ぬ。
ボスは大抵硬いので、普通に攻撃していたのでは埒があかない。よって攻撃力を上げて挑みたいところなのだが、そうするにはオーラというポイントが必要になる。
このポイントを貯めるにはザコを大量に倒さなければならず、よって必然的に「ザコを倒してオーラを貯める→攻撃力を上げてボスを叩く」という流れが定番となってくる。
その間にもボスは容赦なく攻撃してくるので、ぼんやりしているとやはり死ぬ。
そしていざボスに挑む段となっても、ザコも一緒にわらわら群がってくるので蹴散らしながらの戦いとなる。気を抜けば囲まれて死ぬばかりだ。
さらに、ボスの耐久力はかなり高めで、力押しで挑んでもまず勝てない。
なので攻撃パターンを覚え、隙を見つけてこちらの攻撃を当てていかなければならない。
覚えるまでにこちらの体力が尽きれば、当然ながらゲームオーバーである。

とまあ、そんな具合にとにかく死にまくるゲームだ。
攻略法は死んで編み出せと言わんばかり。いわゆる覚えゲーというやつである。

さて本作、その覚えゲーであるところがちょっとした曲者だ。
というのも、このゲームはコンティニュー回数に制限がかかっているのだ。
最初は三回。これを過ぎればゲームオーバーとなり、ステージの最初からやり直しとなる。
コンティニューすれば死んだ直後から継続してプレイできるのだが、前述の通り三回かぎりである。
死んで覚えるゲームなのに、死ねる回数に制限があるというのは、個人的な感覚でいうとあまりよろしくはない。
できるならば制限はかけないでほしかった。その方が間違いなく遊びやすくなっていたはずだ。
難易度調整はほかの要素、たとえば敵の攻撃力や耐久力をいじることでも可能なのだから、システムの都合でストレスを与えるような仕様にはすべきじゃなかったと思う。

ただしコンティニュー回数は、何度もゲームオーバーになるうちに増えていくようにはなっている。
三回が五回になり、五回が九回にという感じだ。
でも、ゲームに慣れてあまりコンティニューしなくなった頃に増えても、恩恵はあまり得られないんじゃないかという気もしてしまう。

まあゲームオーバーになったとしても、それまでの戦績がリセットされるわけではなく、そのステージに挑む直前まで戻されるだけなので、多少の根気さえあればクリアするのに子細はない。
このゲームはボスを倒す、つまりステージをクリアするごとに使用できるアクションが増えていくので、もしそれがゼロに戻されるような仕様だったら、攻略ははるかに難しくなっていただろう。
ひとつのステージを攻略するには結構時間がかかるので、コンティニューに制限があるとしても、途中からやり直しがきくのはかなりありがたかった。

時間といえば、このゲームではステージの攻略に時間制限が設けられている。
三十分きっかり。これを一秒でも過ぎれば失敗となるのだ。
この制限も、忌憚なく言わせてもらえばいらなかったんじゃないかと思う。
緊張感を持たせるという意味では重要な役割を担っているのだろうけれど、この三十分を超えてゲームオーバーになってしまうパターンが結構多いのだ。
三十分もかけたうえで何らの戦果も得られないというのは、正直わりとへこんでしまう。
コンティニューすれば五分だけ延長できるのだが、何度も書いている通りその回数にも制限があるので、結局は閉塞感から逃れられないわけである。

覚えゲーなのに、覚えることを阻害しているかのようなシステムまわりの不親切さ。
このあたりはもう少し練り込むこともできたんじゃないかと思う。残念なポイントと言わざるを得ない。

残念ついでにもうひとつ。
本作はアクションゲームであり、幾つもの攻撃方法を使い分けて敵を倒していくことになる。
大雑把に分けると、近距離攻撃と遠距離攻撃だ。
遠距離攻撃は射程に秀で、近距離攻撃は威力に優れる。だいたいこんな認識でいいと思う。
ボスは硬いので、できるなら近寄ってがすがす近距離攻撃を叩き込みたいところなのだが、そこに看過しがたい問題がある。
ボスに近付きすぎると主人公がどアップになってしまい、どこを向いているのか、敵がどこにいるのか、まるでわからなくなってしまうのだ。
必殺の距離なのに、それを活かすことができない。ボスの動きも見えないので、攻撃を避けたり防いだりすることも難しくなる。
こういう状況下でできることなどめくら撃ちくらいしかないわけで、あとはボスの攻撃によって吹き飛ばされるのを待つばかりである。

一応付け加えておくと、上記の現象が発生するのは大型のボスとの戦闘時、それも密着と言っていいくらいに近付いているときだけだ。
小型のボスとの戦いでは、そのようなことにはならない。
でもこのゲーム、ボスの大半が大型なのである。
ボスのモデルに近付きすぎた際に、カメラを引くような設定にしておけば回避できたんじゃないかとも思うけど、言ったところで詮無いことだ。

対策としては、密接しないように気をつけるくらいしかないだろう。
そうすることで倒すのが過度に難しくなるわけでもないので、コンティニューの制限に比べれば、問題としての重要度は低いと言える。

長々と書いたけれど、さしあたり難点として気がついたのは上記の二点くらいだ。
要約すると、「ゲームオーバーになるたびタイトル画面まで戻されるのが面倒」で、「カメラワークにちょっとだけ難がある」という感じである。
つまり、逆を言うならば。
このゲームの問題点は、今のところそのふたつくらいしかないのである。

率直に言って、アクションゲームとしての総合的な出来はかなりいい。
800円という価格を考えれば、破格と言ってもいいだろう。
ボリュームはさすがに値段なりだが、それでもこの品質なら倍の金額を出しても惜しくはない。そう思わせてくれる程度にはおもしろいゲームである。
もしウォレットに使い道のないお金があって、時間に若干の余裕があるならば、本作を買ってみるといい。損はしないはずである。


PlayStation 3(160GB) チャコール・ブラック(CECH-2500A)
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テーマ : マリシアス
ジャンル : ゲーム

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