らき☆すた 第19話 「二次に本質あり」

微妙にではありますが、黒井ななこ先生へスポットライトの当てられた回だったように思います。
必要とあらば、禁止されていようと体罰に訴えることも辞さない強い信念の持ち主かと思いきや、直後に「殴る相手は選んどるよ、色んな意味で。後々面倒やさかい」なんて本音をさらりと漏らすあたり、やはり只者ではありません。

その他には、何故か睡眠ネタばかりでした。
飲みすぎて寝たら、次の日を通り越して更に次の日の朝だったという経験は私にはありませんが、もしそうなったら、休みを無駄にしたことへの後悔は、想像を絶するものがあるでしょう。黒井先生の胸中を察するに、余りあります。

そして、Bパートはほぼ田村ひより嬢が主役という、素晴らしい構成でした。
オタクである自分と周囲との温度差、考え方の相違に葛藤を覚えるさまは、誰しもが身に覚えのあるものなのではないでしょうか。

こなたも、趣味を生活の中心に据え、その為に睡眠時間まで削るというかなりのオタクっぷりを発揮していましたが、ひよりんはひよりんで、転んでも利き手だけは死守するという、もはやプロ根性と呼んでも差し支えないほどの高レベルぶりを見せつけていました。というか、背中から倒れると本当に苦しいですよね実際。

でも、そんな黒井先生やひよりんを越えるインパクトを持っていたのは、つかさの「ちんちん」発言と、かがみの「ああっこぼしてしまいました！　お客様、すみません！」という台詞でした。
周囲の空気を一瞬にして凍りつかせたつかさの「ちんちん」発言は、まさしくエターナルフォースブリザードの体現と言えるでしょう。この姉妹は本当に手ごわいです。

今回のらっきー☆ちゃんねるは、あきら様が大人しかったせいか、比較的まともに進行していました。
成り行きで富士の樹海にまで名水を汲みに行かされることとなった白石みのる氏でしたが、富士の樹海は噂にあるほど危険な場所でもないという風にも聞き及びます。実は、あまり心配する必要はなかったりするのかもしれません。
あと、次回には素敵なゲストの登場が予定されているそうです。

次回第20話、「夏の過ごし方」。
みゆきさんが、ついに歯医者へ行くことになるようです。