らき☆すた 第20話 「夏の過ごし方」

かなり充実した回だったように思います。
あるあるネタにパロディネタを差し挟む構成はいつもと同じでしたが、ネタからネタへのテンポが良かったため、より密度が増している印象でした。

みゆきさんは、歯医者へはちゃんと行ったようですが、なんと逃げ帰ってきてしまったそうです。
確かに、「痛かったら手を上げてくださいね～」などと言ってくれる歯医者さんは多いですが、いざ手を上げても「もうちょっとで終わりますからね～」となるのは、もはやお決まりのパターンと化しています。

まれに麻酔を強めてくれる歯医者さんもいるそうですが、それはそれで喜べることではありません。第一、治療が一段落するまでは終わりませんし、帰ることもできません。結局は、我慢するしかないんですよね。

ちなみに、歯医者の場面でのドリル音は、異常なほどにリアルでした。あの音は、痛みは痛みでも神経にくる痛みを連想させられるので、地味に嫌です。

リアルといえば、今回は描写が妙にリアルなところが、そこかしこにありました。
序盤の蝿や蚊は言うに及ばず、こなたとかがみのタンクトップ姿や、黒タイツをはいたかがみんや、浴衣の袖を慌てて直すこなた、その直後のつかさの下腹部のアップなど、妙にリアルで、そして扇情的でした。

リアルといっても、元がデフォルメされてますのでそれほどでもないのですが、それでもいつもとのギャップに、思わず反応させられました。

そして今回、もっとも注目すべきポイントは、何と言いましてもゆたかとみなみの2人組です。
何と申しましょうか、こう、『仲の良い友達』の枠を微妙に逸脱していそうなこの2人の空気は、こなたや田村ひよりん、そして私達に、あらぬ疑いを抱かせるに十分だと思うのです。

何より、アレ。
アレですアレ。恋人同士が部屋でやってたり、バカップルが公園で恥も外聞もなくやってたり、要するに特定の関係でないと本来許可されないはずの、『アレ』です。
それを、こともあろうにこの2人は、やってしまうのです。そこは花火大会の会場で、人も大勢おり、しかも友達と連れ立って来ていたのにもかかわらずです。

人目をすら忍ばずにアレをやってしまうなど、これはもはや、第3者からの定義付けを、態度によって求めているとしか思えません。ならば、それに応えてこそ、本当のファンを名乗れようというものです。

あえて申しましょう。
『百合である』と！

絶望先生といいこれといい、最近流行ってたりするんでしょうか。
私は嫌いではないので、といいますか、むしろ好きですので、自重せずにどんどんやって頂きたいです。

そうそう、みなみといえば、ちょっと胸のサイズを気にしすぎではないでしょうか。「貧乳はステータスだ、希少価値だ」と偉大な先輩も仰っていましたし、ああまで卑屈になる必要はないと思うのです。
とはいえ、そうした悩みは、えてして当人にしかわからないものです。本人が乗り越えられるまでは、外野はとやかく言わず、そっと見守るのが最善なのかもしれません。

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さて、今回のらっきー☆ちゃんねるには、とある人物がゲストとして招かれていました。その人物とは、「涼宮ハルヒの憂鬱」の古泉一樹役で名をはせた、小野大輔氏です。
出番自体はほんの少しだったのですが、その衝撃は凄まじいものがありました。失礼を承知で申しますならば、氏以上に「キモカッコイイ」という表現が似合う人物は、他にいないのではないでしょうか。

小野大輔氏が登場したことで、「涼宮ハルヒの憂鬱」の主要メンバーで登場していないのは、朝比奈みくる役の後藤邑子さんのみとなりました。
ここまできたなら、後藤邑子さんの登場も高確率であり得ると見ていいでしょう。どのような場面での登場となるのか、楽しみです。

ちなみに、小野大輔氏は、あきら様とはあまり仲がよろしくないようです。
また、番組収録中は「しらいし」を「しろいし」と読み間違えるほど気に掛けていない素振りを見せていたにもかかわらず、終わると同時に「白石君？ 白石くーん!?」と、真剣そのもので叫んでいたのも印象的でした。小野D可愛いよ小野D。

そしてその白石稔氏ですが、山の麓らしき所の駐車場で、歌って踊っていました。
実写エンディングは、飽きたのでもう止めて欲しいと思っていましたが、今回ばかりは普通に面白かったです。哀愁漂う歌詞と、半端に陽気な曲とのアンバランスさが絶妙で、つかさの中の人こと福原香織さんと共に踊っているシュールさも相まって、思わず笑ってしまいました。

次回以降も今回と同レベルのクオリティなら、まだしばらく実写でもいいような気になりましたが、残り話数も6となり、最終回がすぐそこまで迫っています。望むと望まざるとにかかわらず、実写エンディングはそろそろお仕舞いになりそうです。