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「バカとテストと召喚獣」を読みました

著者は井上堅二さん、イラストは葉賀ユイさんです。

バカとテストと召喚獣

テストの点数によって、待遇のすべてが決まる場所、文月学園。
上位クラスは、冷暖房完備は当然として、リクライニングシート、ノートパソコン、果ては冷蔵庫までもが全員に支給されます。
ですが、最下位のクラスともなると、腐った畳敷きの教室に、薄い座布団とぼろぼろの卓袱台のみ。窓さえ割れたままで、エアコンなど遠い雲の向こうの存在です。

主人公の吉井明久とその仲間達は、大半がバカです。タイトルに恥じることのない、真性のバカ揃いです。致命的に成績の悪かった彼らは、その最下位用の設備を甘んじて受け入れなければなりませんでした。

主人公にとってのきっかけは些細なことであり、それもクラス代表の坂本雄二にとっては、理由が1つ増えたに過ぎないと言います。

姫路瑞希。本来ならば、最上級のAクラスに振り分けられるはずだった彼女は、振り分け試験中の体調不良により、退席を余儀なくされます。振り分け試験のルールには、試験途中での退席は無得点扱いになるというものがあり、結果として彼女は、実力にそぐわない最低ランクのFクラスへ振り分けられることになります。

文月学園では、画期的なシステムの幾つかが、試験的に取り入れられています。最先端の技術とオカルトと偶然によって完成された、「試験召喚獣戦争」もそのひとつです。

AからFまでの計6クラス。その待遇は、上と下とで天と地ほどに変わります。地を這う者が天を目指すなら、やるべきことはひとつだけ。
「戦って勝つ」、ただそれだけです。

かくして、クラス全員の境遇と、それぞれの胸中にある想いを賭けて、テストと召喚獣による戦争が、ここに幕を開けるのです。



バカです。
素晴らしいまでにバカなストーリーです。
良い意味で、これだけバカで面白おかしい物語には、そうそう出会えません。その点だけでも、本著は評価するに値します。

学力が最低ランクのクラスを主な舞台にしているだけあって、登場キャラクターも一部を除いて、殆どがアホです。
それも、ただ単純に頭が悪いというのではなく、総じて人並みの常識はそなえているのに、何か普通ではない理由によって実力を発揮できない機会が多かったり、逆に特定の状況でのみ素晴らしい成績を修めていたりと、要するに一癖あるキャラクターばかりです。

素で頭が悪いのは、他でもない主人公こと吉井明久くらいなのですが、彼もまた、それだけでは終わりません。中盤までならアホでヘタレの主人公という、凄まじいまでの低評価となっていたのでしょうけれど、読了した今なら、迷いなく言い切ることができます。
「彼こそ主人公である」と。

このように、一癖あるキャラクター達が、戦争の名の下に、所狭しと暴れ回るわけです。会話のテンポもかなり良く、ギャグ描写も際立って巧みなため、終始面白く読むことができました。
終盤の怒涛とも言える展開は、必読とさえ言っていいでしょう。

総評としては、良作くらいの位置付けです。
ですが、何かもう一押しあれば、名作の域にも届いたと思います。
続巻ですが、現在第2巻が発売中であり、第3巻がまもなく発刊予定のようです。そちらの方も、折を見て読むつもりです。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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