著者は細音啓さん、イラストは竹岡美穂さんです。

読んでいる最中は、特に面白いとも感じていませんでした。つまらないわけではないのですが、絶賛するほど面白いとも思わなかったのです。
ですが、気が付くと読み終えてしまっていました。
いつもですと、1冊の本を何日かかけて読むのです。時間のこともありますし、モチベーションの維持の問題でもあります。大体は、2日から3日で1冊を読み終えることが多いです。
にもかかわらず、本著、「イヴは夜明けに微笑んで」は、その日のうちに、時間のことを忘れるくらいの勢いで、一気に読み終えてしまいました。
その結果、睡眠時間を削る羽目に陥ったことはともかくとして。
本著の「面白さ」については、今でも疑問を抱いたままです。設定はかなり好みですし、文章も、造語を駆使している割には読みやすく、好感が持てます。
その一方で、ストーリーそのものは、決して嫌いではありませんが、特別好きと言うほどでもなく、「ちょっと良いかな」くらいの感覚でしかありませんでした。数あるライトノベル作品の中で、抜きん出て面白いという印象ではなかったのです。
しかしです。
本著の、物語としての「面白さ」は、それほどでもないと、今でも思っています。
ですが、本著の「読ませる力」は、数あるライトノベル作品の中でも、抜きん出て強いと感じさせられるほどに、凄まじいものでした。
冒頭から張り巡らされていく、緻密な複線の数々は、展開を追うごとに、少しずつ、しかし確実に回収されていきます。そしてそれは、終盤も終盤、クライマックスへ至ったところで、一気に収束していくのです。
その複線回収の流れが、実に素晴らしいものでした。回収するタイミングも絶妙で、モチベーションを高く維持したまま読み進めることができたのは、そのお陰であったと申せましょう。
物語としての面白さは特筆に価するほどではないものの、読み物としての面白さは、絶賛されるに十分な、極めて高いレベルにあると思います。
接していて、常に動悸の治まらない作品と出会ったのは、記憶にある限りでは、デスノートの4巻、5巻あたりを読んだ時以来です。まさしく、名作と呼ぶに相応しい逸品だと思います。
さて、本著のシリーズタイトルである「黄昏色の詠使い」を冠する第2巻が、既に発刊されているようです。そちらの方も、近いうちに手に取ることになるでしょう。

読んでいる最中は、特に面白いとも感じていませんでした。つまらないわけではないのですが、絶賛するほど面白いとも思わなかったのです。
ですが、気が付くと読み終えてしまっていました。
いつもですと、1冊の本を何日かかけて読むのです。時間のこともありますし、モチベーションの維持の問題でもあります。大体は、2日から3日で1冊を読み終えることが多いです。
にもかかわらず、本著、「イヴは夜明けに微笑んで」は、その日のうちに、時間のことを忘れるくらいの勢いで、一気に読み終えてしまいました。
その結果、睡眠時間を削る羽目に陥ったことはともかくとして。
本著の「面白さ」については、今でも疑問を抱いたままです。設定はかなり好みですし、文章も、造語を駆使している割には読みやすく、好感が持てます。
その一方で、ストーリーそのものは、決して嫌いではありませんが、特別好きと言うほどでもなく、「ちょっと良いかな」くらいの感覚でしかありませんでした。数あるライトノベル作品の中で、抜きん出て面白いという印象ではなかったのです。
しかしです。
本著の、物語としての「面白さ」は、それほどでもないと、今でも思っています。
ですが、本著の「読ませる力」は、数あるライトノベル作品の中でも、抜きん出て強いと感じさせられるほどに、凄まじいものでした。
冒頭から張り巡らされていく、緻密な複線の数々は、展開を追うごとに、少しずつ、しかし確実に回収されていきます。そしてそれは、終盤も終盤、クライマックスへ至ったところで、一気に収束していくのです。
その複線回収の流れが、実に素晴らしいものでした。回収するタイミングも絶妙で、モチベーションを高く維持したまま読み進めることができたのは、そのお陰であったと申せましょう。
物語としての面白さは特筆に価するほどではないものの、読み物としての面白さは、絶賛されるに十分な、極めて高いレベルにあると思います。
接していて、常に動悸の治まらない作品と出会ったのは、記憶にある限りでは、デスノートの4巻、5巻あたりを読んだ時以来です。まさしく、名作と呼ぶに相応しい逸品だと思います。
さて、本著のシリーズタイトルである「黄昏色の詠使い」を冠する第2巻が、既に発刊されているようです。そちらの方も、近いうちに手に取ることになるでしょう。













