さよなら絶望先生 第9話 「富士に月見草は間違っている」

「うわー！ 世間に叩かれるぅ！
こんなことで、私は人々から、後ろ指をさされる存在になってしまうのかぁぁ！」

ぜ…ってフェイントですか！
絶望した！ 絶望すると思わせておいて絶望しないことに絶望した！

そんな第10話でした。
内容があるように見えて無いのはいつものことですが、今回はいつにも増してテンポが悪かったという印象でした。
動きがないことを構成でカバーする技術力は素晴らしいと思うのですが、アニメ本来の面白さを削いでしまうようでは逆効果と言わざるを得ません。ネタが命の作品ですから、そこにだけはこだわって欲しいものです。

今回初登場の新キャラクターは、糸色望先生の甥っ子、糸色交君でした。絶望先生をそのまま子供にしたような雰囲気で、見た目だけなら可愛いですが、血は争えないのか、性格の方は割と壊滅的な感じです。
といいますか、恐らくは10歳前後のあの歳にして『髪フェチ』というのは、なかなかに終わっている予感がいたします。いえ、むしろこの場合は、始まっていると言うべきなのでしょうか。
どちらにせよ、まっすぐに育ってくれることを期待するには、もう手遅れであるようです。

小森霧さんと新井智恵先生は、相変わらず仲良しなようです。膝枕といいますと、先日のらき☆すたを連想してしまいますが、これはただの偶然でしょう。