天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものかこの一分一秒を」
危惧していた通りの展開になってしまいました。
ゾーシィは、第23話の予告でそれっぽい雰囲気を漂わせていたので、そういうこともあるかもしれないと思ってはいました。
ゾーシィ、キッド、アイラック、マッケン、ジョーガン、バリンボー。
アンチスパイラルとの戦いで、命を落とした者達です。まさか、こんなにも多くの命が、1話にして散ってしまうとは思っていませんでした。
皆、個性的で良いキャラクターばかりでした。でも、本編ではもう二度と、目にすることはできません。
アンチスパイラルの戦力は、予想を遥かに超えていました。
月と同じくらいの巨大さを誇る超銀河ダイグレンと、レイテによって改修を受け、アークグレンラガン並に巨大化されたガンメン達、そしてグラパール隊。シモン達の戦力も、決して低くはありません。ですが、アンチスパイラルの戦力は、その更に上をいっていたのです。
不気味な顔を艦首に据えた、超銀河ダイグレンさえ上回る巨大戦艦を中心に、人間の手足を模した高機動のメカを多数擁し、その数なんと無量大数。
考えてみれば、アンチスパイラルの母星は、彼らが作り出した宇宙の中にあるのです。その宇宙のすべてが意のままに操れるとなれば、物理的な限界などあってないようなものと言えます。シモン達は、機先を制したつもりが、逆に敵の罠にはめられてしまった形になります。
最後の戦いへいざ赴かんと、螺旋界認識転移システムを作動させ、ニアの指輪のある座標へと飛んだ超銀河ダイグレンでしたが、その場所にあったのは、拘束されたニアの、巨大なホログラム映像でした。
あるはずのアンチスパイラルの本星はそこに無く、再度の転移を試みても、出る場所は同じです。ロージェノム曰く、ニアの巨大映像に何らかの強制力が働いているとのことで、それを何とかしない限り、アンチスパイラルの本星へは行くことができない仕組みになっていました。つまり、この時点で既に、シモン達は罠にはまっていたわけです。
そして、またも絶望を謳う声が響き渡ります。今度はニアではなく、これまで聞いたことのない男性の声です。恐らくは、彼こそがアンチスパイラルの中心人物なのでしょう。
絶望せよと、厳かに命じる彼の声に倣うかのように、空間を割って這い出てくる敵の巨大戦艦と、そこから吐き出される無量大数もの高機動メカ。アンチスパイラルとの前哨戦が、今ここに幕を上げます。
そうして散っていく、幾つもの命。
ある者は仲間を庇い、ある者は仲間を助け、壮絶な最後を遂げました。
超銀河ダイグレンを人型へ、“超銀河グレンラガン”へと変形させるため、螺旋力のジェネレーターとなっていたシモンは、誰に言うでもない独白を漏らします。
「忘れるものか、この一分一秒を!」
彼らが死んだのは、現状を打開するためです。
生き残った者達へ人類の行く末を託し、この先に進ませるためです。彼らの犠牲が無ければ、超銀河ダイグレンをもたせることはできませんでした。
彼らの死は、必要でした。しかしそれは、シモンの信条に反します。
「守れる者はすべて守り、救えるものはすべて救う」のがシモンの信条であり、彼の螺旋力はその信念があったがゆえに、ロージェノムを超えるまでに至ったのです。
でも、それでも死ななければならなかった彼らのことを、彼らに対して何もできなかった自分を、忘れない、忘れるものかとシモンは誓ったのです。
ようやく螺旋力が臨界に達し、変形可能になった超銀河ダイグレンでしたが、ここで異変が起こります。艦体が、突然“波”に飲まれ始めたのです。
宇宙空間で“波”。
ロージェノムが、ここでようやく気付きます。「罠だ」と。
超銀河ダイグレン、いえカテドラル・テラは、かつてアンチスパイラルの手中にありました。その時に、何らかの細工を施されていたのでしょう。
人型への変形は適わず、蓄積した螺旋力もすべて失われてしまいます。
艦体は無防備に水に浮かび、上空にはその隙を突かんと敵の巨大戦艦が迫ってきます。まさに、絶体絶命のピンチです。
次回第25話、「お前の意志は受け取った!」。
誰かの犠牲は、まだ続くようです。今度は誰が、どのような形で死ぬのでしょう。
今まで、絶望的な危機を幾つも乗り越えてきたシモンとグレン団ですが、今度ばかりは本当の絶望を味わうことになるのかもしれません。
ゾーシィは、第23話の予告でそれっぽい雰囲気を漂わせていたので、そういうこともあるかもしれないと思ってはいました。
ゾーシィ、キッド、アイラック、マッケン、ジョーガン、バリンボー。
アンチスパイラルとの戦いで、命を落とした者達です。まさか、こんなにも多くの命が、1話にして散ってしまうとは思っていませんでした。
皆、個性的で良いキャラクターばかりでした。でも、本編ではもう二度と、目にすることはできません。
アンチスパイラルの戦力は、予想を遥かに超えていました。
月と同じくらいの巨大さを誇る超銀河ダイグレンと、レイテによって改修を受け、アークグレンラガン並に巨大化されたガンメン達、そしてグラパール隊。シモン達の戦力も、決して低くはありません。ですが、アンチスパイラルの戦力は、その更に上をいっていたのです。
不気味な顔を艦首に据えた、超銀河ダイグレンさえ上回る巨大戦艦を中心に、人間の手足を模した高機動のメカを多数擁し、その数なんと無量大数。
考えてみれば、アンチスパイラルの母星は、彼らが作り出した宇宙の中にあるのです。その宇宙のすべてが意のままに操れるとなれば、物理的な限界などあってないようなものと言えます。シモン達は、機先を制したつもりが、逆に敵の罠にはめられてしまった形になります。
最後の戦いへいざ赴かんと、螺旋界認識転移システムを作動させ、ニアの指輪のある座標へと飛んだ超銀河ダイグレンでしたが、その場所にあったのは、拘束されたニアの、巨大なホログラム映像でした。
あるはずのアンチスパイラルの本星はそこに無く、再度の転移を試みても、出る場所は同じです。ロージェノム曰く、ニアの巨大映像に何らかの強制力が働いているとのことで、それを何とかしない限り、アンチスパイラルの本星へは行くことができない仕組みになっていました。つまり、この時点で既に、シモン達は罠にはまっていたわけです。
そして、またも絶望を謳う声が響き渡ります。今度はニアではなく、これまで聞いたことのない男性の声です。恐らくは、彼こそがアンチスパイラルの中心人物なのでしょう。
絶望せよと、厳かに命じる彼の声に倣うかのように、空間を割って這い出てくる敵の巨大戦艦と、そこから吐き出される無量大数もの高機動メカ。アンチスパイラルとの前哨戦が、今ここに幕を上げます。
そうして散っていく、幾つもの命。
ある者は仲間を庇い、ある者は仲間を助け、壮絶な最後を遂げました。
超銀河ダイグレンを人型へ、“超銀河グレンラガン”へと変形させるため、螺旋力のジェネレーターとなっていたシモンは、誰に言うでもない独白を漏らします。
「忘れるものか、この一分一秒を!」
彼らが死んだのは、現状を打開するためです。
生き残った者達へ人類の行く末を託し、この先に進ませるためです。彼らの犠牲が無ければ、超銀河ダイグレンをもたせることはできませんでした。
彼らの死は、必要でした。しかしそれは、シモンの信条に反します。
「守れる者はすべて守り、救えるものはすべて救う」のがシモンの信条であり、彼の螺旋力はその信念があったがゆえに、ロージェノムを超えるまでに至ったのです。
でも、それでも死ななければならなかった彼らのことを、彼らに対して何もできなかった自分を、忘れない、忘れるものかとシモンは誓ったのです。
ようやく螺旋力が臨界に達し、変形可能になった超銀河ダイグレンでしたが、ここで異変が起こります。艦体が、突然“波”に飲まれ始めたのです。
宇宙空間で“波”。
ロージェノムが、ここでようやく気付きます。「罠だ」と。
超銀河ダイグレン、いえカテドラル・テラは、かつてアンチスパイラルの手中にありました。その時に、何らかの細工を施されていたのでしょう。
人型への変形は適わず、蓄積した螺旋力もすべて失われてしまいます。
艦体は無防備に水に浮かび、上空にはその隙を突かんと敵の巨大戦艦が迫ってきます。まさに、絶体絶命のピンチです。
次回第25話、「お前の意志は受け取った!」。
誰かの犠牲は、まだ続くようです。今度は誰が、どのような形で死ぬのでしょう。
今まで、絶望的な危機を幾つも乗り越えてきたシモンとグレン団ですが、今度ばかりは本当の絶望を味わうことになるのかもしれません。
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テーマ : 天元突破グレンラガン
ジャンル : アニメ・コミック
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これが上川ボイスですか…以外と良いんじゃね?
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これは、戦闘因果に支...
天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
先週きちんと見えなかったので二週ぶりの感想です。
ワープ
シモンの顔がえらくとんがってたり、ヨーコをはじめ全員服がえらいことになってたりと、何があったんだって感じ。テイストが今までと違ってなんていうか違
天元突破グレンラガン 24話「忘れるものか この一分一秒を」
ついに始まった、大グレン団の最後の戦い。
今回は見ていて辛いです…。
※ この記事は以下ネタバレを含んでいます。未視聴の方はご注意下さい。
天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」観賞~^^
コズミックモザイク!!\(^O^)/
第24話を観賞しました~^^
天元突破グレンラガン
第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
う~ん、「井上 麻理奈さん」の声がいいですなぁぁぁ~、
たまらんです!
ってな所で、本編ですが、
主要メンバーがどんどん退場しました!
これで声優削減で
天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
サブキャラ大虐殺!!先週の希望に満ちた船出は何だったんだというぐらい、容赦の無い展開でした・・・お前ら、カッコよかったぜ・・・特に双子の最期は熱すぎた・・・今週まで、名前覚えてなかった奴らがほとんどだったけど(をいアンチ・スパイラルの宇宙へと到着したダ...
天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
天元突破グレンラガン
現時点での評価:3.5~
[ロボット ドリル]
テレビ東京系 : 04/01 08:30~
監督 : 今石洋之
シリーズ構成 : 中島かずき
キャラデザ : 錦織敦史
メカデザ : 吉成曜
アニメ制作 : GAINAX
全26話
...
★天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
【公式】「あー宇宙にでっかい裸
天元突破グレンラガン 第24話『忘れるものかこの一分一秒を』レビュー。
>シモン
俺は忘れない…
忘れるものかっ!この一分一秒を!!
(>ω
天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
★★★★★★★☆☆☆(7.5)
彼らは死ぬ間際に、誰一人泣いたり後悔したりしませんでした。
それは信じていたから。未来を、そしてグレン団の仲間達を。
しかしそれは超銀河グレンラガンの合体という形で報われる
[アニメ『天元突破グレンラガン』]『天元突破グレンラガン 第24話』
『天元突破グレンラガン』 ※下記の日記内容には、アニメ本編に対するネタバレの要素が多々記述されています。少しでも気になさる方は御覧にならない様に注意をして下さい。 今週のお話は、第24話 『忘れるものか この一分一秒を』。 ストーリーは…。 人類の未来と愛するニ
(アニメ感想) 天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
天元突破グレンラガン 3
人類の未来と愛するニアを救うため、次元の狭間にあるというアンチスパイラルの母星を目指すシモンと大グレン団。その行く手を阻むようにあらわれるアンチスパイラルの艦隊。その数、無量大数!シモンの螺旋力に全てを託し、大グレン団が絶望的...
天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
天元突破グレンラガン 24話「忘れるものかこの一分一秒を」
『人類の未来と愛するニアを救うため、次元の狭間にあるというアンチスパイラルの母星を目指すシモンと大グレン団。
その行く手を阻むようにあらわれるアンチスパイラルの艦隊。その数、無量大数!
シモンの螺旋力に全てを
天元突破グレンラガン 第24話
「忘れるものか この一分一秒を」 アンチスパイラルの本拠地での戦闘が始まりました
「天元突破グレンラガン」第24話 感想
希望の船出から絶望の淵へと追いやられる、熱くて重い展開の第24話「忘れるものか この一分一秒を」。
螺旋界認識転移システムにより、アンチスパイラルの本拠地へワープした超銀河ダイグレン。ワープした先の宇宙にはニアの巨大なフェイクが…。そのニアのフェイクに
天元突破グレンラガン 第24話 忘れるものか この一分一秒を
キタン無事だった;
《SEO:ヴィラル ヨーコ グレンラガン レビュー 感想 第24話》
天元突破ングレンラガン 第24話 『忘れるものか この一分一秒を』
「俺たちは絶望などしない!」
そう思い、最後の戦いへと臨むシモンたち。
けれど、容赦なく仲間が散っていきました…orz
そうね…これはGAINAXだったものね…。・゚・(ノд`)・゚・。
ニアがいる場所=アンチスパイラ
天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
脇役ばかりのアイキャッチだなぁと思ってたんですが・・・
冒頭からやけに喋ってるので嫌な予感がしてました。
うわ~ん(ノД`)
天元突破グレンラガン 第24話 「忘れるものか この一分一秒を」
アンチスパイラルの本拠宇宙に向かったシモンたち。
そこに待っていたのは想像を絶する巨大な敵、敵、敵…。
対向できるのは超銀河大グレンだけ――。
変形の時間を稼ぐ大グレン団は、後を託し次々と散っていく…。
天元突破グレンラガン 第24話「忘れるものか この一分一秒を」
昨日は一日中ACE3をプレイしてましたよ。
2の時からさらに色々と強化されてて面白いなぁ。
さてさて今週からいよいよ最終決戦に突入。
ワイルドシモンの活躍に目が離せない!
DVDでは全裸ニアのモザイクは外れ(