らき☆すた 第23話 「微妙なライン」

唐突ですが、かがみんの電話の相手は、一体誰だったのでしょう。
気安さから察するに、こなたかみさおであると思われますが、相手の声は聞こえず仕舞いなため、真相は闇の中です。

「おーっときたー！ 一般人からの蔑み攻撃が！」
「これが『ついていけないオーラ』ですネ！」
「しょうがないっすよ先輩！ 我々はアウトローっすよ！」

3対3で綺麗に分かれていました。何気にこなた達は仲が良いですね。

その次の、毎回必ず出てくるみなみの貧乳ネタでは、「揉めば大きくなる」という話が出てきていましたが、あれは女性ホルモンが云々かんぬんという話だったように記憶しています。端的に申しますと、性的興奮がなければ意味がないということでして、同性のゆたかに揉んでもらっても、効果の程は微妙かもしれません。
ただし、みなみがゆたかに対し、恋愛感情を抱いている場合は、当然ながら話は変わってきます。

マンガのネタの話になり、「実体験とか結構参考にする」というひよりんの言に、顔を赤くするゆたか。どうやら、読んでしまっていたようです。ひよりんが描いた、18歳未満お断りの同人誌を。
それは実体験じゃないと否定するひよりんでしたが、読んでいてデジャヴを感じたというゆたかの言葉に、内心で激しく謝罪します。何故なら、そのマンガのモデルが、恐らくゆたかとみなみの2人だからです。デジャヴを感じたのも、当然の成り行きだったということですね。

「今ふと気付いたんだけど、イチゴってショートケーキの香りするなーって」とは、つかさの弁です。この凄まじいまでの抜け具合は、もはやみゆきさんをも越えているかもしれません。かがみんの対応も手馴れたものです。

「あれ？ この画像バグってませんカ？」
「あー、いいのいいのこれが仕様だから」
「フーム、これはこれで背徳感が…」
そういえば、あちらの国ではモザイクなんてものは無いんでしたね。異文化交流の醍醐味は、このように文化の相違から新たな発見に至れるところにあります。パティは、日本という国を着実に学んでいっているのですね。何よりです。
でも、ゆたかに全力ガードは、文化の違いさえも越えた統一見解のようです。

さて、今週のらっきー☆ちゃんねるでは、ついにあの人の登場と相成りました。
漢の中の漢、ゴトゥーザ様こと後藤邑子さんです。
ひどい目つき、担いだ木刀、そして何故か特攻服。予想を遥かに上回る登場の仕方に、しばし唖然となりました。
そして、可愛い地声を突き刺すような低音に代えて、装いそのままのこっわ～いお説教が始まります。

「あたしも黒い黒いって言われながら色々やってきたけど、こんなクソつまんねぇ喧嘩の仲裁すんの初めてだワ。
なぁわかる？ これでさぁ、このナシまとまんなかったらさぁあんた達。
あたしの顔にも泥を塗るってことになんのよォ？
よぉ、白石？ よぉ、よぉ、ン？」

普通に怖すぎですから！
そうして、白石みのるとあきら様を交互に恫喝し、お互いに詫びを入れさせたゴットゥーザ様は、天使のような笑顔で2人を励ました後、愛車のバイクに跨って、ぱらりらと去っていきました。

なんという格好良さ。まるで台風のような人です。
そして今回、らっきー☆ちゃんねるを本編と呼ぶ人の気持ちが、最終回を目前にして、初めてわかった気がします。

はい、ついに次回は最終回です。
タイトルはずばり、「未定」。
未定ですか？ それとも「未定」というタイトルなんですか？
ここにきて、飛ばしまくっております京都アニメーション。どのような最終回を見せてくれるのか、楽しみです。