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「天元突破グレンラガン」の総評

やや納得のいかない終わり方だった最終回でしたが、改めて観直してみますと、一度目の視聴の際には気付けなかった諸々が見えてきて、印象もだいぶ変わってきました。

第27話の問題点としては、



1, 第1話の冒頭部分について、まったく触れられていないこと。

2, どんな苦境に立たされようとも決して諦めることのなかったシモンが、可能性があるにもかかわらず、ニアの生存を諦めてしまったこと。

3, ブータの変身が、なかったことのように扱われていること。

4, アンチスパイラルから託された宇宙の平和を、シモンがロシウ達に丸投げしているように見えること。



などがあります。
それらについては、「グレンラガンの最終回がスッキリしない件」や、「【ネタバレ】グレンラガン第一話から見てた奴専用反省会」を読むことで解消されると思います。

ここでも一応まとめておきますと、



1, 第1話の冒頭部分は、そもそも本編部分とは繋がっていない。いわゆる“パラレルワールド”の話である。
螺旋力を思うままに行使する、かのシモンが現実のものとなれば、遠からず宇宙はスパイラルネメシスによって、滅びの運命を辿ることになっていただろう。
第1話の冒頭部分は、「起こり得る最悪の可能性」を提示するものであり、この物語は、それを回避することをテーマのひとつとしていたわけである。

2, シモンの螺旋力は、もはや史上最大と言っても過言ではない。乱用すれば、それは大なり小なり影響を及ぼす。そして、その果てには宇宙の終焉がある。
シモンは、最強であるがゆえにその力を使えない。使うわけにはいかない。
よって、彼はアンチスパイラルとの決戦に勝利した後、己の螺旋力を封じている。
たとえ最愛の人であろうと、「死んだ者は死んだ者」としてのみ扱い、螺旋力による復活などは望まない。そう描写することで、彼の覚悟の深さを暗に示しているわけである。

3, ブータとシモンは一心同体と言っていい。どんな状況下においても、シモンの隣には常にブータがいた。そのくらいに結びつきの強い1人と1匹だから、当然のように想いも共有できる。シモンにとっての答えは、ブータにとっての答えでもある。ゆえにブータは、螺旋力をもっとも効率良く行使できる人の姿を、自ら捨てたのだと考えられる。

4, シモンにとっては、螺旋力を使わないことが、そのまま宇宙を守ることに繋がる。表舞台に立たないことで、螺旋力を使う機会から極力自分を遠ざけようとしたのだと考えられる。
シモンが、穴を掘る以外に何もできない男であることは、周知の事実である。



このような感じになります。
上記を踏まえたうえで第27話を観てみますと、印象もだいぶ変わってきました。今では、素直に「いい最終回だった」と言うことができます。

といったところで、作品全体の総評に入りたいと思います。

第1話で注目し、2話3話で身を乗り出し、4話で疑問符が付き、5話で考えさせられ、6話で笑い、7、8話で名作認定した、第1部。

9、10話で陰鬱になり、11話で不死鳥の如く舞い上がり、12話で水着に悶え、13話でヨーコの笑顔に癒され、14話で燃え上がり、15話ではそれ以上に燃え上がった、第2部。

16話の総集片。

17話で急展開を迎え、18話で驚愕し、19話で絶望し、20話で少し持ち上がり、21話で急上昇し、22話で爆発した第3部。

幕間の第23話。

散っていく仲間達に涙を流した第24話。
アイツの死に様に吼え猛った第25話。
“彼”との再会を果たし、決着の舞台へと飛び立つ第26話。
すべてを突破し、すべてを終わらせる、第27話。

まるで、昨日のことのように思い返せます。長いようで短く、何より濃く熱い半年間、全27話でした。これほどの感動を、熱血を味わったのは、本当に久しぶりのことです。

確かに、穴の多さは否めません。
勢いの良さを重視するあまり、ほぼ全編において説明不足に陥ってしまっていることは、その代表的なものと言えます。最終話を、考察によって補完しなければならない時点で、名作には程遠いとも言えるかもしれません。

ですが、その勢いこそがこの作品の最大の魅力でもあります。
地中から地上へ、地上から月へ、月から銀河へ、そして銀河をすら凌駕するという凄まじいまでのスケールアップを、僅か2クールの間でやろうというのです。それこそ生半可な勢いでは、リアリティとの間に挟まれて、うそ臭く中途半端な展開になってしまっていたでしょう。
半端にではなく、徹底的にやってみせたからこそ、超高速な展開が欠点にならず、逆に魅力とまでなり得たのです。

作画も、シナリオも、構成も、音楽も、声の演技も、すべてにおいてパーフェクト。これ以上のアニメは、今後10年は出てこないのではと思えるほどに、素晴らしい作品でした。深く、深く堪能させていただきました。

製作スタッフ諸氏には、最大級の謝辞を、割れんばかりの拍手と共に送らせていただきたい気分です。本当に、お疲れさまでした。
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テーマ : 天元突破グレンラガン
ジャンル : アニメ・コミック

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