バンブーブレード 第1話 「竹ぼうきと正義の味方」

“剣道”を主軸とした、ありそうでなかったアニメ作品です。
公式サイトでは、“剣道講座”なるページも開設されています。これは、一風変わったコンテンツというだけでなく、剣道未経験者への配慮でもあるのでしょう。

ちなみに、原作は未読です。よって、この感想もアニメ版を主体に書くことになります。

第1話というだけあって、主要キャラの紹介に終始する回でした。
最終的には5人の女の子が揃うようですが、今のところは千葉紀梨乃と川添珠姫、それに宮崎都の3人のみ。次回は珠姫を掘り下げる回になりそうですので、残り2人の登場はその後、早くとも次回のBパートか、そうでなければ第3話以降になりそうです。

序盤の印象では、虎侍が主人公で、紀梨乃がヒロインのように思えましたが、珠姫の存在感が突出しており、また公式サイトでの扱いも大きいため、ヒロイン的なポジションへは彼女が収まることになりそうです。
5人の中で、もっとも視聴者の人気を集めるのも、恐らくは彼女でしょう。

栄花段十郎の声には、少しばかり驚かされました。石田彰氏が、ああいった演技もできるということを知ってはいたのですが、それをアニメで実際に聞いたのは、初めてのことのように思います。
しかし、いい味を出していました。ナイスな配役です。

虎侍役の小西克幸氏は、聞けば一発でそうとわかってしまう存在感でした。氏は演じ分けもそれなり以上にこなしていた記憶がありますので、たまたまカミナと似通ってしまったというだけでしょう。

そういえば、中田勇次役の阪口大助氏といい、宮崎都役の桑島法子さんといい、改めて見ますと、キャストもなかなかに豪華です。昨今のアニメでは、キャストにおいて知らない名前の声優さんの方が多かったりしますので、詳しい方に言わせれば、なかなかどころではなく豪華なのかもしれません。

さて、簡単にまとめますと、「ガン×ソード」と同じ会社が作ったにしては、第1話のインパクトが弱めという印象でした。悪くはないのですが、もう一押し欲しかった気がします。
とはいえ、まだ1回目です。次回以降の更なる躍進に期待したいと思います。