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「空の境界」を読み終えたわけですが…

結構時間が掛かってしまいました。
一気に読めればよかったかなとも思うのですが、そうするにはいささか文章量が多いのですよね。まぁ、これはこれでよかったのだと思う事にいたします。

感想を端的に言い表すなら、「荒削り」ですね。前述の通り、多大な文章量を持つ作品なのですが、それ故に、それが完全にはまとめられていないという印象です。
しかし、私がそう感じたのは作品全体を通してであり、作品を各ストーリーごとに区切るなら、話は違ってきます。と言いますのも、本作は大きく分けて7つほどのシナリオに分かれており、その各々でそれぞれが完結しているからなのです。各シナリオごとに分けて批評するなら、評価もまた変わってくると思います。

本作には、人によっては嫌うであろう二つの特徴があります。それは、「膨大な独自設定」と「過剰に近い説明の多さ」です。
著者である奈須きのこ氏は、過去にシナリオを担当した「月姫」や「Fate/stay night」にも、その二つの特徴を残しています。膨大な独自設定が存在するが故に、その解消のためには説明を多用しなければならないという事だと思うのですが、人によってはそれを冗長に感じてしまうかもしれません。
そして本作では、その設定の多大さ故に、シナリオの随所に矛盾が生じてしまっています。月姫やFateのそれと比べると、少しばかり気になってしまうレベルでした。創作物の宿命であるとはいえ、あるいはもっと煮詰める事ができたのではないか、と思ってしまいました。

さて、問題は「面白いかどうか」ですね。
結論から先に言いますと、私はそれなりに楽しめました。
欠点がないとは言えない作品ではありますが、そういう部分を補って余りあるだけのドラマを見せてくれます。決して一般受けはしないでしょうけれど、ハマる事ができた人にはこの上ない名作とも成りうると思います。伝奇小説好きで時間のある方なら、読んでおいても損にはならないでしょう。

あと、解説にはちょっとだけ反逆します。まぁ、単純に見解の相違なのですけどね。


そんな本作なのですが、年間ベストセラーの新書・ノベルス部門にて、見事1位に輝いていました。結局、どのくらいの部数が売れたんでしょうね。
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