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「フェイト/ゼロ Vol.4 『煉獄の炎』」を読みました

読み終えて、総ページ数が400あまりでしかないことに、少し驚きました。やたらと分厚く重いために、文章量も多いという風に思い込んでいましたが、実際は厚めのライトノベル作品と同じ程度でした。
ですが、重く感じていたのは、恐らくそのサイズだけが理由ではありません。この、暗闇を徹底的に煮詰めたかのような、暗く重苦しい内容の“濃さ”こそが、この本を重く感じさせていた最大の要因ではないでしょうか。

著者自らがそうなると予告し、現実に絶望的な終焉を迎えたこの物語。
それを抜きにしても、「Fate」の熱心なファンの方なら、ゼロ以前に公開されていた情報から、この物語の顛末がどのようなものになるのか、おおよそ予想できていたはずです。
少を切り捨てて多を救おうという切嗣の主義とは裏腹に、何を救うこともなくただ崩れていくだけの世界を描いた、この物語。それを重苦しく感じてしまったとしても、仕方のないことと言えるでしょう。

ただ、それが不快かといえば、そうでもないのです。
これだけ凄惨な物語です。読後感もまた、重苦しいものであることは否定できません。
ですが、それは不快感というより、カタルシスへの布石としてのストレスといった方が適切であると思います。
ゼロは、1へと、「stay night」へと至る物語です。その後のハッピーエンドが、予め約束されています。そのため、ゼロがどれほど壊滅的な終わり方を迎えたとしても、不快とは感じないのだと思います。

さて。
細かい話を抜きにして、率直に申しますと、この「フェイト/ゼロ」は、とても面白い作品でした。
外伝と銘打たれてはいますが、何をかいわんや。これだけの作品が、「stay night」の過去として、正史を名乗っていけないわけがありません。
おおよそは予想した通りの展開であったにもかかわらず、それがこんなにも面白い。これもすべて、著者である虚淵玄氏の筆力のなせる業なのでしょう。
氏の作品は、これまで手に取ったことがありませんでしたが、これを機会に手を出してみようかとも思っています。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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