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最近読んだライトノベルの話

ここ一年くらいに読んだ中で、特に印象深かった作品をピックアップしてみました。



・葉桜が来た夏

葉桜が来た夏
著:夏海公司 イラスト:森井しづき

今のところ二巻まで出ており、その両方を読んだ上での感想になります。
「主人公のところに見知らぬ女の子が転がり込んできて同棲開始」という、ごくありふれたストーリーを持つ作品です。シナリオそれ自体が特別に面白いというわけではないのですが、文章が私の好みに合っていて、凄く読みやすいです。二巻においてのそれが特に顕著でした。
万人が読んで「面白い」と言えるかどうかは微妙な作品ですが、読んで「なんかわからないけど良い」というような感想をもつ確率は、かなり高いんじゃないかと思います。
作品の雰囲気から受ける印象としては、シナリオやキャラクターはまったく異なるものの、「狼と香辛料」のそれが近いと感じました。



・DRAGON BUSTER

龍盤七朝 DRAGONBUSTER 1
著:秋山瑞人 イラスト:藤城陽

古代中国っぽい世界を舞台にした、剣術にまつわる物語です。
とにかく、人物描写の上手さが半端ではありません。あまりに上手すぎて、そのことに感動すら覚えてしまいます。
描写といっても、キャラクターの外見についてのそれは、意外なほどに少ないです。
代わりにその思考や、特に動きについての描写が割合を大きくしており、かといってそれがくどすぎるということもなく、つまりは絶妙のさじ加減になっています。
読んでいて、キャラクターが“生きている”と実感できる、稀有な作品です。テンプレート的な萌えに当てはめず、ヒロインをここまで魅力的に描いたことは、称賛されてしかるべきレベルだと思います。
ここ一年くらいに読んだ中では、頭抜けた面白さでした。



・スラムオンライン

スラムオンライン
著:桜坂洋 イラスト:toi8

オンラインの格闘ゲームを主軸にすえた物語です。
人づきあいの苦手な、いわゆるゲーマーの主人公が、ゲームの内部、つまりオンラインと、その外側、つまりオフラインとで、様々な人や出来事と出会っていきます。
簡潔に言ってしまうなら、「趣味なんて人それぞれで、その魅力とかそれにうちこむ意味なんてものは当人にさえもよくわからないようなひどくあやふやなものなので、他人に理解してもらうのはとても難しいけど、理解してくれる人も中にはいるんじゃね?」という、当たり前のことを書いているお話です。
ただ、その当たり前の結論に達するまでの道すじが、とても面白いです。燃えられました。



・とらドラ9!

とらドラ 9
著:竹宮ゆゆこ イラスト:ヤス

巻を増やすごとに微妙になっていく気がします。
8巻の引きからのこの9巻は、正直にいってかなり期待していたのですが、それに見合うほどの内容とは思えませんでした。
今では、4、5冊くらいでさくっと終わらせておいた方がよかったのではと、思えてなりません。



・黄昏色の詠使いVII 新約の扉、汝ミクヴァの洗礼よ

黄昏色の詠使いVII 新約の扉、汝ミクヴァの洗礼よ
著:細音啓 イラスト:竹岡美穂

巻を増やすごとに微妙になっていく気がするその2。
ただ、所々で燃える展開がある分、とらドラよりはましと言えるかもしれません。
また、最終巻まで付き合うことができたなら、印象を良い方へ転ずることもできるかもしれない、とも思います。
問題は、その最終巻へ行き着くまでに、下手をするとあと10冊分ほどもかかりそうなことです。そこまで付き合い続けられる自信は、ちょっとありません。



・境界線上のホライゾン 1上

境界線上のホライゾン 1上
著:川上稔 イラスト:さとやす

分厚いです。
書店で平積みしてあるのを見かけて手に取ったのですが、二冊残っていると思わせておいて、実は一冊だけでした。
話には聞いていましたが、よもやここまでとは。
内容の方は、ページ数の半分近くを独自設定や世界観の説明に当てている他は、これといって言うべきことはありません。割と楽しめましたので、下巻も手に取るつもりでいます。
ただ、下巻は更に分厚くなっているという話ですので、それをいまだ見ていない身としては、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか、対応に悩むところです。



・アストロノト!

アストロノト!
著:赤松中学 イラスト:bomi

文章は、お世辞にも上手いと言えるレベルではないと思います。
もし、前半の雰囲気のまま最後までいってしまっていたなら、きっとここに感想を書くことさえしなかったでしょう。
この作品の真骨頂は、終盤にあります。
終盤のある展開へ向けて、複線のすべてが収束していく。それがこの「アストロノト!」という物語の見どころです。
その、複線をまとめあげていくさまがあまりに見事だったので、文章力がどうのという文句も、完全に霞んでしまいました。
シナリオと、その構成という二点においてだけ、この作品は評価に値すると思います。
ただ、その二点こそがライトノベルにおいて、文章力やキャラクターと同じか、それ以上に重要な要素だということも、忘れてはいけません。



・偽物語(上)

偽物語(上)
著:西尾維新 イラスト:VOFAN

化物語、傷物語と比べると、一段落ちるという印象です。著者が好き勝手に書きすぎてしまい、そのノリに私がついていけなかったことが、そう感じた原因だと思います。
下巻では、もう少し手加減してもらえると助かるのですが、さてどうなりますやら。
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 本・雑誌

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