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円環少女第9巻からの妄想

メイゼルのママンがやらかしたことって、一体なんだろうという話
これは、クレペンスの台詞をはじめとする幾つかの情報から、大体は推察できる
恐らくは、円環世界を相手に喧嘩を売り、その果てに神を殺したというのが、メイゼルのママンが犯したといわれる大罪だ
あの魔法がまさに、神を殺すそのために使われたものなのだろう
かつてメイゼルが、グレンに撃ち放とうとして阻止されたのも、この魔法であると思われる
魔導師たちの住む平行世界では、物理法則が主人公たちの住む世界とは異なっているという話を昨日の日記で書いたのだが、そんな世界で人々や他の生物たちが健やかに生きていけるのには、それなりの理由がある
万を超える平行世界では、そのそれぞれに神がいて、世界を管理統制しているからだ
しかし主人公たちの住む世界には、物理法則の狂いがなく、ゆえにそれを統制する神もいない
だから、魔法世界の住人たちは、神のいないその世界を地獄と呼んで忌み嫌い、そこに住まう者を悪鬼と呼んで蔑むのだが、今は関係ない話なので割愛する

以前起こった大きな戦争によって、円環世界は十年以上もの間、他世界との交流を完全に途絶えさせていたらしい
何が起こってそんな事態になったのか
恐らくは、ユリアの言っていた「大崩落」というものが、その原因なのだろう
ではその大崩落の、更に元凶となったものは何なのか

終息までに十余年もの歳月を要した混乱の極み
その原因になったと思われる大崩落
その災害を引き起こすきっかけとなったのは、神さまが消えたこと

このように考えると、一応の辻褄は合う
「憎悪の女王」の二つ名で呼ばれ、死後も彼女にまつわる話題は忌避されて、同じような考えを抱くこと自体が呪いとまでいわれる
神を殺し、世界を絶望に突き落とした者に対しては、順当な対応であるように思えるが、どうだろうか

この作品の本編の時代では、円環世界と他世界との交流は復活している
そして、円環世界が滅びたというような記述もない
ということは、今の円環世界は、混乱の渦中から抜け出していると考えていいだろう
そうなると、世界を安定させる存在である神さまが、復活しているということになる
一度は破壊か、そこまでいかなくとも機能停止くらいにまでは追い込まれておいて、それが復活している
この特徴を持つものが、作中にはもうひとつ登場する
神人遺物だ
魔法世界の神さまってのは、ひょっとすると神人遺物なんじゃないだろうか

この神人遺物ってのは、奇跡をわがものとする魔導師たちをしてなおオーパーツと言わしめる遺跡や遺物をさす言葉で、遥か昔に生きた神人と呼ばれる人々が残したとされている
とてつもなく頑丈で、生半可なことでは壊れないうえに、破壊されても勝手に元通りになるという厨設定
しかしこれを、メイゼルの魔法は完全に消し飛ばして見せた
教えたのは、どうやらメイゼルのママンらしい

神さまが神人遺物で、円環世界のそれが今はもう完全復活しているとするなら、メイゼルが壊した神人遺物の門も、いずれは復活するのかもしれない
あるいは、メイゼルのママンは神さまを完全には破壊できず、機能停止に追い込んだ程度で、それゆえに十年以上もの歳月のはてに復活しちゃったのかもしれない
もしくは、円環世界の頭目の性格から考えるに、他の世界からパチッてきたのかもしれない
あの仮面女なら、それくらいのことはやりそうだ

では、仮にこれまでの妄想がいいセンいってるとして、何故メイゼルのママンはそんなことをしでかそうなどと考えたのか
世界を管理統制する神さまが神人遺物であるということにすると、そこから幾多の魔法世界そのものも神人の残した奇跡の残滓であるという推論が成り立つ
大昔のわけわからん人らにいいようにされている現状からの脱却を、メイゼルのママンがはかったという風には考えられないだろうか
その結果に本当の自由を得ることを夢見るというのは、奇跡に真に愛され、誰よりも魔法使いたらんとしていたというメイゼルのママンが、考えそうなことではある
あの仮面女も、一度はそれに踊らされ、そして身体を失う羽目になったのかもしれない
彼女がメイゼルのママンに対し、個人的に恨みを持っていそうなのは、そのあたりに理由があったりするのかもしれないし、そうでないのかもしれない
身体を機械化することは、超がつく高位魔導師にとってごく自然なことだというような記述が二巻か三巻にあったけど、そうであるならグレンやアンゼロッタ、クレペンスがそうしていなかったことへの説明がつかない
彼女もまた、望んでああなったわけではないのかもしれない

さて、メイゼルのママンの狙いが神さまで、それが神人遺物だったのかもしれないというのがここまでの推論の根幹になるわけだが、もしそうであるなら、メイゼルもまた母と同じ道を、仁と共に歩むのだろう
そしてそうなると、最後の敵は九位でも神聖騎士団でもなく、かつて訪れ何処かへ去り消えたという、神人その人になるのかもしれない

というあたりまでを妄想した
これが当たってるなら、いや当たってなくてもだけど、あと十冊くらいは巻数重ねそうだよ円環少女
9巻に至ってようやくゴールが見えてきたという感じだ
けどまあ、打ち切りにさえならなければ私としては文句ないっす
面白い作品だからね
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ジャンル : 本・雑誌

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