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影執事マルクの天敵を読んだ

影執事マルクの天敵 (富士見ファンタジア文庫)

著者は手島史詞。
イラストはCOMTA。
シリーズ第三巻となる。

状況を文章で書き表すというのは、これがこうなってこうなるからこうだ、というのを言葉によって逐一描写していくことである。
これを詳細にやるか、それとも軽めにやるかというのは、物語の場面によって変わってくるし、そもそも著者のスタイルによっても違ってくるだろう。
大事なのは恐らく、これだけは外せないというところを中心に、必要最低限の描写で済ますということだ。
場面の描写は、それが詳細であればあるほど読み手にその状況を理解してもらえやすくなる。
しかし状況描写というものは、往々にして退屈なものだ。だから長々とやるよりは、必須な部分だけをさっと書き表す方がいいと思う。
そして、短い文章のなかで読み手にその場面を違和感なく想像させるのは、簡単なことではない。
それをこの著者氏は、あっさりとやってのける。短い描写のなかで、インパクトまで与えてくれるというおまけ付きでだ。
シリーズの三冊目だからということも、もちろんあるだろう。読み手が基本の設定を理解しているかどうかということは、描写の密度を決めるうえで小さくない影響を及ぼすはずだ。この三巻を前知識なしに読んだ人が、私と同じ感想を持つことは、多分ない。
だが逆を言えば、シリーズのファンに対して最適な密度で描写がなされているということでもある。
一度読んでしまえば、ああここはこうなるよな、こうなって当然だよなと思うような描写なのだ。でもそれを理解しやすく、かつ意外性までもたせて書ききる著者氏の技量に感嘆を覚えたという話。
私の書く感想は、人に見せることを前提に書いてるので、自分で言うのも何ではあるが、あてになるかどうかで言うならあてになる方だと思う。
しかし今回に限っては、あまりあてにしない方がいいかもしれない。いつも以上に主観へ依った感想なので。

半端に難しい話はこのくらいにして。
私が言いたいことは、そんなこととは別にあるのだ。
なにかっつうと、

カナメかわええええええ!!!

ってことである。
前巻でも思ったけど、このキャラはいろいろ凶悪すぎるよ。
太眉つり目にへの字口。
慎ましやかな胸もと。
古式ゆかしい侍じみた言葉遣い。
それに似合いの剣の腕前。
そしてなにより、そんな子がメイド服に身を包んで主に奉仕しているというこのギャップ!
なんだ、なに狙いだ。
私か。私を萌え殺す気か。
そんな感じに超魅力的な剣豪メイドのカナメさん。
真に恐ろしいのは、彼女並に魅力的なキャラクターが、このシリーズにはわんさと登場するあたりだ。
しかも女の子だけでなく、男まで格好良い。
あの人だけは普通の人間だろうと思っていたキャラが、強敵の登場に際して本性を現す。
それも善戦するどころじゃない。圧倒してみせるのだ。
王道的なパターンではあるけれど、だからこそ燃える。

ストーリーについても不満はなし。
文句をつけられる箇所がないわけではないのだが、考えようによっては長所であり、個人的にもそれほど悪いと思わなかったので伏せておく。
二巻に続いて安定した面白さだった。表紙やあらすじに惹かれたなら、読んで損はないだろう。次巻にも期待したい。
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 本・雑誌

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