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百合姫Vol.18を読んだ

コミック百合姫 2009年 12月号 [雑誌]

掲載作全部の感想を書く。
…と言いたいところだけど、私は無印百合姫を買うのは初めてなので、連載作についてはこれまでのストーリーを知らない。
そのため感想を書くことが、できないとまでは言わないものの、いささか難しい。よって書けそうな作品に関してのみ書いていくことにする。


 ◇


・死刑台のエレベーターガール - タカハシマコ
おとぎ話のような夢めいた雰囲気のなかに、生々しいまでの毒を盛ってくる氏の作風は本作においても健在。
可愛くてほんわかしているだけが百合じゃないんだぜと喉元にナイフを突きつけられているような気分になる。
こんな終わりを迎えておいて、連載ではなく読みきりっぽいところがまた恐ろしい。


・バンカラ!! 乙女学園 - 青木光恵
真面目にやってるのかそうでないのか、判断が難しい。
真面目に描くにしろ突き抜けるにしろ、もう少し偏った方がよくなっていたような気もする。
でも、助けに来たところで犬が一緒だったのにはぐっときた。


・さよならフォークロア - かずまこを
連載二回目。
読んでいない一回目のエピソードが超気になる。それくらいに好み。
単行本、いつ出るだろうか。早くて一年後くらいだろうな…


・Delicious Time - 竹宮ジン
パン屋と米屋。
近代以降、そのふたつは常に主食の座を争ってきた。
両者が相容れることは決してなく、果てに待つのは血で血を洗う歴史のみ。
そんな生業を持つふたりの、悲恋の物語。
…などということはなく。
年上のお姉さんに少女が焦がれるシチュエーションというのはやはり良い。
百合作品では比較的よく見る構図だけど、この作品の場合は言葉に感情がしっかり乗っていて、そこが特によかった。
身の内から溢れんばかりの想いが口をついて出てしまう、という雰囲気がよく表れていて。


・六畳半、周回遅れ - 四ツ原フリコ
主人公が美人で高学歴なのに、あまりにもニートな性格で吹いた。
そして依存されてるようで、逆にしまくってる関係に泣いた。
仲は良くてラブラブで、でも根本的な問題はなにも解決していないという。
この甲斐性なしめ…!


・チチンプイプイ - 田仲みのる
この作品を目当てに百合姫の今号を買ったと言っても過言ではない。
知人が絶賛していたのがその理由だ。
読んでみて納得。完成度がかなり高い。
それも百合としてというだけじゃない。ひとつのマンガ作品としてハイレベルなのだ。
26枚という決して多くないページ数のなかで、見事なまでに完成された物語を展開してみせている。
やられました。


・レンアイ女子課 - 森島明子
百合ではあまり見ない気がするシチュエーション。
今回はいい話ということでうまくまとまってるけど、キモになってくるのはむしろこれからだと思われる。
次回どう続くかが見もの。


・ゆりゆり - なもり
作者氏の別作品である「ゆるゆり」のように、ゆるーいギャグマンガなのかと思ってたら、これ以上ないほどのガチ百合だったので驚いた。
しかも出来がかなりいい。
これほど愛情にあふれた「先輩キモい!」が、かつてあっただろうか。


・縛る糸~猫目堂ココロ譚~ - 東雲水生
連載作品であるがゆえに、非現実っぽい要素が唐突に出てくるのだが、それが邪魔だと思えてしまうくらいに主役ふたりの関係が素晴らしい。
正道ではないし一筋縄でもないし、裏切りさえはらんだとても危うい繋がりだとは思う。
でも、だからこそいい。
背徳を匂わせる関係性は大好きだ。
作者氏の作品はこれまで読んだことがなかったけれど、思いっきりツボにきたので、単行本にも手を出してみようと思う。


・紅蓮記 - 武若丸
完結してから評判を聞いて、そのうえで手に取りたかった気がする。
しまったと思ったときにはもう遅かった。たぶんというかもしかしてというか、むしろ間違いなく佳境に入っている。
連載第九話目ということなので、それまでの話をまるで知らない私にはストーリーの流れがさっぱりわからず、その状態で一番盛り上がってるらしいところを読んでしまったわけである。
とはいえ、これはこれで読み返すときの楽しみができたと考えれば、悪くはないかもしれない。


・赤目エイドリアン - 藤たまき
12ページという短さできっちり物語を形成しているのが凄い。
ページの少なさゆえに場面の変更はなく、つまり同じ場所だけで話が展開していく。
加えて描写も極限まで省かれている。
しかしそれが手抜きでなく、百合作品としての味になってるあたりが素晴らしい。
いいものを見させてもらったという感じ。


 ◇


といったところで。
正直に言って、予想していたよりもずっと楽しめた。無印百合姫が、これほど読める作品の多い雑誌であったとは、失礼ながら思っていなかったのだ。
続けて読み続けるかは、連載作品のストーリーを追いにくいこととか、部屋が更に狭くなることとか、そういった理由があるのでまだわからない。
でも、そうするだけの価値ある雑誌だと感じたことは、ここに明言しておきたい。
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ジャンル : アニメ・コミック

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