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偽物語(下)を読んだ

偽物語(下) (講談社BOX)


著者は西尾維新。
イラストはVOFAN。

週刊少年ジャンプで連載中の「めだかボックス」の原作者であり、先日放送が好評のうちに終了したアニメ「化物語」の原作著者が送るシリーズ最新作。
化物語の続編なので、世界観やキャラクターは共通している。
共通しているのだが、キャラの性格や髪型がこれでもかと言うほどによく変わる。著者氏が趣味で書いたことを公言しているだけあって、かなりテキトーに書かれた感のある小説なのだ。
化物語や、その前日譚である傷物語はまだ小説として楽しめる形を維持していたが、この偽物語は著者氏が書きたいように書きまくったおかげで話の本筋以外のところにかなりのページを割いてしまっている。そこは評価の分かれるところかもしれず、ちなみに私は否定的な方だ。
脇道にそれること自体を否定するつもりはない。
ないが、本著ほどにあちらへ行ったりこちらへ行ったりされると、追い掛けるのが少し大変なのだ。そのせいで話の本筋を100%以下でしか楽しめなくなってしまう。そんな感覚がある。

ただそれは全体として、一冊の本として評価する場合のことであり、もう少し細かく分けて、パーツごとに評価するなら、また違った結果が出てくる。
キャラクターの魅力、描写の瑞々しさ、会話文のセンスなどなど。
平たく言えば「萌えるかどうか」である。
その点で言えば、この作品は良質だ。
つまるところ萌える。
小説としてどうであれ、キャラクターやその描写だけを抽出して評価するなら、かなりの高レベルだと言わざるを得ない。
主人公がそもそも自らの行為にほとんど疑問を抱かないという生来のド変態なので、行く先々で、接触する人々皆へ、ごく自然に変態行為へとおよぶ。
規制強化されるかもしれないという児ポ法に、真っ向から喧嘩を売っているラノベ作品は幾つか思い浮かぶが、これもそのなかのひとつだ。
そのように言えば、中身についておおよそ察していただけるのではないかと思う。
そんなイベントの数々を、やたら細かくねちっこく描写している。
ネタバレになるので書けないのが残念だが、この下巻一冊のなかでさえ、客観的に見てしまうとドン引き間違いなしなイベントが幾つも出てくるのだ。
そしてそこが、魅力にもなっている。
そういう本なのである。

さてそんなシリーズなんですが、2010年には「猫物語」と「傾物語」が発売予定だそうである。
猫物語の主役は恐らく彼女だ。
彼女のエピソードは、シリーズ一冊目の化物語から存在が臭わされていたにもかかわらず、今の今までスルーされ続けてきた。
書くことを求める声は、少なからずあったと思う。そのなかには私の声も含まれている。
だからそれがついに形になるというのは、いちファンとしてとても嬉しい。
2010年予定とだけしか現時点では決まってないので、まだしばらくは待たされそうだけど、しかし楽しみだ。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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