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緋弾のアリア2を読んだ

緋弾のアリア〈2〉燃える銀氷(ダイヤモンドダスト) (MF文庫J)


著者は赤松中学。
イラストはこぶいち。

前の巻では、タイトルにも名前が入っているアリアという子がメインヒロインを務めていたのだが、この巻では、主人公の幼馴染みポジションにある女の子がその役に収まっている。
この子が、ありがちながらもかなりのくせ者だ。
生まれ育った環境のせいで、他人というものへの耐性がほとんどなく、そのおかげで幼馴染みであり、唯一に近い友人でもある主人公に深く依存している。
しかしその依存が少々深すぎて、傍目から見ると病的にも感じられるのだ。
具体的になにをするのかというと、主人公へ近付く女性に対し、距離を置くよう促す。
ただし、手段は暴力。
更に言えば、武器を使って。
主人公の言うことなら素直に聞き入れるので、思い込みがちょっと激しい程度の病み方ではある。比率でいうなら病み3デレ7といったところだろうか。
そんな感じのヤンデレキャラが、本著ではヒロインを張っているのである。

ストーリーは1巻で培った土台を使い、順当に展開していっている。
展開の仕方は可もなく不可もなくといった感じだが、この著者氏は会話の書き方が非常に達者なので、何ということのない掛け合いひとつとってもかなり面白く読むことができる。
前巻ではそこまでとも思わなかったのだが、メインキャラが二人から三人になることで、会話の比率と重要度が飛躍的に増し、結果としてその巧みさが表面化してきたのだろう。
あるいは著者氏が、前巻から更に腕をあげているかだ。
実際この2巻の文章は、洗練されててうまいと思った。
前作の印象などといった変なバイアスをかけずに見たならば、本シリーズの1巻も優れた文章の本だと感じていたかもしれない。

あとは前巻の感想に書いたスナイパーキャラが、今回も少しだけだが活躍していたことにも触れておきたい。
ちょっとコンビニでジュース買ってくるわ的な気軽さで約2kmの狙撃を成功させる驚嘆すべき腕前は変わらぬままに、今回は会話シーンも少しはあった。
前巻には会話すらほとんどなかったのだ。ロボットじみた無口無表情さが持ち味なキャラなので、まともに口を開くことが滅多にないのである。
類例を挙げるなら、ハルヒの長門がわかりやすいだろうか。
そのスナイパーキャラも、長門のようにここぞというときの便利屋属性を持ってはいるのだが、話の根幹に関わってくるタイプのキャラではないので、表紙になるような巻でもない限りはこれ以上の活躍は見られなさそうだ。
3巻は別のキャラが主役であることがほぼ確定しているので、期待するなら4巻以降になるだろうか。

総評を簡潔に言うと、かなり面白かった。
気軽に読める文章、文体でありながらも浅いとは感じない。
ちゃんと、しっかり書いてある物語という印象だ。
実を言うと3巻も既に買ってあるので、読むのが今から楽しみだ。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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