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ロウきゅーぶ!2を読んだ

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)


著者は蒼山サグ。
イラストはてぃんくる。
オビにコメントを寄せているのは「苺ましまろ」のばらスィー先生だ。
いわく、「俺でさえ小学生は4人なのに……」だそうである。問題そこなのか。

そんな感じに小学生の少女たちが主人公とたわむれ遊ぶシリーズの第2巻です。
人呼んでロリコンのロリコンによるロリコンのためのラノベ。本当にそう言われているかは知らない。

主人公は健康で健全なごく普通の男子高校生であり、ロリコンのケなどありはしない。
バスケのコーチを頼まれてやっているので、二次性徴を迎えたばかりの少女たちと接する機会こそ非常に多いものの、劇中では事あるごとに否定しているし、言葉とは裏腹に実は手出ししている、なんてこともない。
重ねて言うが、まっとうな性癖しか持たない普通の男子なのである。
しかし物語上の都合というのは主人公の性癖などとは無関係のところで推移していくものであり、つまりは主人公が幼い少女たちとラブコメを繰り広げるという展開は、小学生の女児たちがヒロインである以上、主人公がロリコンであろうとなかろうと避けては通れぬ絶対的な道だ。
自分から手出しはしないが、手を出されるのを拒むことも逆にできない。抵抗も許されず、ただひたすらに巻き込まれていくのみなのである。

そんな女子小学生との絡みばかりが前面に押し出された感のあるシリーズなのだが、中身はわりとよく出来たスポーツものだったりするから侮れない。
主人公がバスケのコーチをしていると書いたけれど、そのコーチングの相手として少女たちは登場する。
とある事情によりバスケから離れることを余儀なくされていた主人公が、いろいろあった末に彼女たちのコーチに収まるというか、その役割を押しつけられてしまう。
というような流れである。

主人公があれこれがんばったり修行したりするというのでなく、別のキャラたちががんばっているのを近くで見守るというこの作品の基本スタイルは、ラノベにおいては結構珍しいものだと思う。主人公にできるのは、教えることと、信じて待つこと。それだけだ。
でもヒロインたちが気持ちいいくらいにがんばるので、見ているだけしかできないことへのストレスなどは欠片もない。
ただ信じて結果を待つ。それが作品の定型として成立しているという事実はなかなかに興味深い。

そんなこの作品、第三巻も既に発売されているようだ。
本当にロリという点でしか魅力のない作品であれば、きっとこのようにはならない。貼り付けられたラベル以上の付加価値が読者に認められているからこそ、こうしてシリーズ化にまでこぎつけることができたのだろう。

余談だが、本シリーズが「少女たちがバスケットボールをがんばる物語」という風ではなく、「5人の小学生女児がヒロインのロリロリな話」というイメージで売り出されているのには、あとがきを読むかぎりだと、どうも担当編集者氏に原因があるようだ。
いいぞもっとやれ。
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テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

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