スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イスカリオテ3を読んだ

イスカリオテ〈3〉 (電撃文庫)


著者は三田誠。
イラストは岸和田ロビン。

行方不明となった英雄の身代わりを、外見こそ酷似しているものの性格がまるで違う主人公がやらされるというお話。
情報はまだまだ小出し。戦闘シーンは多いけど、シナリオ上の動きはそれほどない。物語的に大きく動くのは、まだ先の話になりそうだ。

しかしこのシリーズ、毎回のように面白い。
粗らしい粗が見つからない。完成度が高いのだ。
よほど綿密に設計図を作り上げたうえで話を組み立てているのだろう。

話は少し変わってこの作品のヒロイン候補。
今のところ二人いて、一人はかつての主人公の幼馴染みだった少女、玻璃。
一人は主人公に付き従う半人半機の人形、ノウェム。表紙の子がそうだ。

玻璃さんはちょっと複雑なキャラであり、かつての英雄、つまり主人公がなりすましている人物に好意を抱いていた。だからヒロインとしての立ち位置は比較的主人公に寄っているはずなのだが、主人公は英雄を騙る身だ。一定以上に近付けば、嘘がばれる危険性がある。
主人公は記憶喪失という設定でもって自身が偽物であるという事実を隠しているのだが、隠すというこの行為は、ばれた際の波乱も内包している。安易に危険は犯せず、それゆえ主人公と玻璃の距離は滅多なことでは近くならない。

でもノウェムには最初から明かしてあるのでなんの問題もなく、それをいいことに二人の仲は近付きまくっている。
ノウェムはサイボーグではあるものの、思考形態や性格は無機的であり、未熟なAIのそれにも近い。
人の世界に生きるために、ある程度融通を利かせられるようにはなっているが、基本は機械。合理性を尊ぶ性質だ。
彼女の優先順位の第一位は主人公であり、彼を守るためなら自らの死など少しもいとわないほどである。

しかしそれが、主人公と共に生活していくことで、少しずつ変わってきている。
機械的だった口調は徐々に人間らしくなっているし、反応や応対も人のそれに近くなっている。
主人公の無鉄砲な行動に憤りもするし、心配だってする。
この3巻にいたっては、ついに水着姿まで披露することとなった。
だが、ただの水着姿に価値はない。そんなものは特筆に値しない。
ではなぜわざわざそれについて書くのかというと、水着を着るという行為に感情がともなっていたからだ。

誰かに見てもらいたい。
誰かに喜んでもらいたい。

機械的な思考を旨としていた人物が、主人公に見てほしいという願望のもとに水着を着るという大胆な行為に打って出たという事実。これこそが重要なのである。
平たく言えば萌えポイントだ。
そのようなキャラであるがゆえに、現在二人いるヒロイン候補のうち、今のところ優勢なのはノウェムの方だと思われる。
つうか可愛すぎるよノウェムさん。

次巻は先日発売されたばかり。
そちらも近々手に取る予定だ。
関連記事

テーマ : ライトノベル書評
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブログ内検索
最近の記事
リンク
おすすめ品

少女セクト 1
少女セクト 1
感想

少女セクト 2
少女セクト 2
感想

君が僕を
君が僕を
感想

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
感想

劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
劇場版 「空の境界」Blu-ray Disc BOX(通常版)
感想

リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
リトルバスターズ!エクスタシー 初回限定版
感想

円環少女
円環少女
感想

ALL YOU NEED IS KILL
ALL YOU NEED IS KILL
感想

RSSリンクの表示
ランキング

FC2Blog Ranking

人気ブログランキングへ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。